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米津玄師「TEENAGE RIOT」の歌詞の意味は??MVの場所やキャストは?ギャツビーのCM曲

老若男女問わずどの世代からも愛されている若手アーティストの米津玄師さん。

大ヒット曲「Lemon」の次に発表されたのが「TEENAGE RIOT」です。

今回はTEENAGE RIOTの歌詞の意味やMVについてなどをお伝えしていきます。

 

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米津玄師「TEENAGE RIOT」ってどんな曲??

2018年10月31日に発売された、
米津玄師さんの9枚目のメジャーシングル曲「Flamingo/TEENAGE RIOT」との両A面シングルとなります。

どちらかというと「Flamingo」の方が知名度があるように思いますが、
「TEENAGE RIOT」も素晴らしい曲です。

タイトルの「 TEENAGE RIOT」の意味は「10代の暴動」という意味なり、
意訳すると「若気の至り」という意味になります。

そのタイトルの通り、この曲のサビは米津玄師さんが学生時代に作成したというから驚きです。

あとで歌詞については詳しく紹介しますが、
サビに出てくる「バースデイソング」という単語に、
2018年までを「人生の第1部・完」と語る米津玄師さんの意識が反映されています。

元々は「Lemon」のカップリングとして製作されていたようです。

10代の焦燥や初期衝動を感じさせるクールなバンドサウンドが特徴の曲です。

「TEENAGE RIOT」はギャツビーのCM曲

ワイルドな先輩刑事役の柳楽優弥さんとクールな新米刑事役の新田真剣佑さんがダブル主演を務めるCM「GATSBY COP」のテーマソングとなっていました。

CM内ではサビ部分が使用されていて、
ロボットがたくさんいて未来感があるCMシリーズとなっています。

米津玄師「TEENAGE RIOT」のMVはどんなの??

モノクロが印象的なMV。

ガレージのような場所でバンド演奏されていてかっこいいですね。
このMVは米津玄師さんが尊敬するアーティストであるBUMP OF CHICKENの「Hello,would!」と同じと撮影場所です。

アイメッセ山梨という場所のようです

ギタリストとして真壁陽平ベーシストとしてストレイテナーなどで活動する日向秀和、ドラマーとして玉田豊夢が演奏に参加しています。

 

米津玄師「TEENAGE RIOT」の歌詞の意味は??

潮溜まりで 野垂れ死ぬんだ
勇ましい 背伸びの果てのメンソール
ワゴンで2足 半額のコンバース
トワイライト 匂い出すメロディー

潮溜まりとは『潮が引いたあとに残る岩礁などの水たまり』のことです。
厨二感があり男心をくすぐるからかもしれませんが、10代の頃って何かと死とかを考えたりしますよね。

タバコを吸うことがかっこいいとか大人への憧れが出ている思春期の考えがある歌詞です。

お金を持っていないのでワゴンセールで半額になっている半額のコンバースを履いて、
トワイライト(=日の出前や日没後の薄明かり)の時間帯に聴く音楽がなぜか妙に心地よかったりします。

「TEENAGE RIOT」版のジャケットにも米津玄師さんがタバコをふかしてスニーカーを履いています。
大人への希望や期待があり、背伸びしている若者の姿をこの部分は表現しているのかもしれません。

今サイコロ振るように日々を生きて
ニタニタ笑う 意味はあるか
誰も興味が無い そのGコードを
君はひどく 愛していたんだ

「サイコロを振るように日々を生きて」というのは、
毎回毎回その場限りで運任せやなるようになるという、何も考えない意識で生きている若い時代のこと。

周りの誹謗中傷したりして笑う連中に対し、
そんなことは意味がない!誰も興味がなくても自分の信じた道を突き進め!
というメッセージ性がこの部分には書かれていると感じました。

米津玄師さんは学生時代にギターを始めていたということもあり、
このGコードというのは米津玄師さんの10代の頃を表しているようにも見えます。

煩わしい心すら いつかは全て 灰になるのなら
その花びらを瓶に 詰め込んで火を放て
今ここで 誰より強く願えば
そのまま遠く 雷鳴に飛び込んで
歌えるさ カスみたいな だけど確かな バースデイソング

力強いメロディーが印象的なサビです。

「いつか全て灰になるのなら」というのは、
いつかは誰しもが死んでしまうということ。

それなら悩みや葛藤を考えていても仕方ない。
自分の心の中(瓶)にある思い(花びら)を行動しよう(火を放て)という風に比喩表現しています。

思春期はいろんな悩み事が増えてくる時期でもありますが、
そんな時に思う煩わしい気持ちですらエネルギーに変えられる10代ならではの思いですね。

周りがなんと言おうと強く思い未知の場所に飛び込んで行くことで得られるものがある。

「カスみたいな だけど確かな」という部分は、
米津玄師さんの過去に感じた思いが込められているのかもしれません。

死に対して反対の「生」を表すバースデーソングというワードは、
恐れずに前を向いて新しい自分を生み出していけ!という悩める10代の背中を押してくれるようにも感じました。

しみったれたツラが似合うダークホース
不貞腐れて 開けた壁の穴
あの時言えなかった三文字
ブラスバンド鳴らし出すメロディー

番狂わせを起こす馬のことをダークホースと言います。

米津玄師さんの過去は人とのコミュニケーションがなかなか取れなかったこともあります。
しかし胸のうちに抱える野望は人一倍だったそうです。

そのことをダークホースといっているのでしょう。

思春期には些細なことでイライラしてしまったりして、何かに当たりたくなってしまうときがあります。
まんまの意味でしょうが、学校や世の中に対して憤りを感じる若者の心情が見えます。

「あの時言えなかった三文字」の捉え方は人それぞれあるでしょう。
思春期の時で言えば、「ツライ」や「コワイ」とう未来対する不安とも取れますし、
好きな人に対して「好きだ」ということが言えなかった後悔のこととも取れます。

 

真面目でもないのに 賢しい顔で
ニヒリスト気取ってグルーミー
誰も聞いちゃいない そのDコードを
それでもただ信じていたんだ

ここの部分も厨二感が出ていますね。

なんだかよくわからないけど誰かによく見られたいという気持ちが私にもありました。
そんなカッコつけても意味ないことは大人になるとわかってくるんですが、
若い時はなぜかこういう風に気取ってしまいがちですよね。

ニヒリスト=虚無主義者、グルーミー=悲観的な、陰気な

という意味があります。

グルーミーはもしかしたら当時流行った人形のことかもしれません。
10代の悲観的になりがちな考えを表しているように受け取れます。

そんな悲観的な気持ちがありながらも、自分の中にふつふつと沸き立つ思いを信じています。

よーいドンで 鳴る銃の音を いつの間にか 聞き逃していた
地獄の奥底に タッチして走り出せ
今すぐに誰より 独りでいるなら
誰より誰かに届く歌を 歌えるさ 間の抜けた だけど確かな バースデイソング

一斉にスタートする合図の「よーいドン」を聞き逃していることから、
周りから出遅れてしまったことがわかります。

「地獄の奥底に タッチして走り出せ」の部分は、
どんなに悲観していてもどん底から這い上がっていけ!という後押しのメッセージ。

一人でいる孤独を知っている米津玄師さんだからこそ、
同じ孤独を感じている人に対し、自分の気持ちを大事にしてほしい。という応援のように感じました。

持て余して放り出した
叫び声は取るに足らない
言葉ばかりが 並ぶ蚤の市に また並んでいく
茶化されて 汚されて恥辱の果て
辿り着いた 場所はどこだ
何度だって歌ってしまうよ
どこにも行けないんだと
だからこそあなたに 会いたいんだと 今

タイトルにある「10代の暴動」を意味する「持て余して放り出した 叫び声は取るに足らない」という歌詞。

蚤の市とはガラクタが並ぶ場所のこと。

言葉を発しても誰もに届かずバカにされ辱められ、
焦りや怒りを思いながら行き着いた場所は結局は自分の信じる部分です。

「どこにも行けない」というフレーズは、米津さんが過去の楽曲で何度も使ってきたフレーズであり、ファンの間でも茶化されているようなところがあります。

米津さんはそれを分かっており、あえてまたこのフレーズを使用したとのことです。

「あなた」とは10代の頃の自分のことをさしており、
今だからこそ信じたものを貫くことで今の自分がある!ということを伝えるために、
「会いたい」といっているんでしょう。

米津玄師「TEENAGE RIOT」の歌詞の意味は??MVの場所やキャストは?ギャツビーのCM曲 まとめ

いかがだったでしょうか??

10代のどこへも行き場がない焦りや怒り、そして大人への憧れていてやってしまった若気の至り。

そんな風な意味がある歌詞だと解釈しました。

両A面のもう一曲の「Flamingo」とは全然雰囲気が違う曲でしたね。
これからもどんどんいろんな進化を見せてくれる米津玄師さんから目が離せません!!

 

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