米津玄師さんの楽曲は独特な世界観があり、歌詞も意味深なのが多いですよね。
それがまた考えさせられたり、耳から離れないメロディを残していくれます。
今回は米津玄師さんの「クランベリーとパンケーキ」の歌詞の意味や楽曲について紹介していこうと思います。
米津玄師「クランベリーとパンケーキ」ってどんな曲??
2018年3月18日に発売された米津玄師さん8枚目のメジャーシングル「Lemon」のカップリング曲として「クランベリーとパンケーキ」が収録されています。
「Lemon」が壮大なバラードであったのに対し「クランベリーとパンケーキ」は割と楽しげな雰囲気な楽曲となっています。
しかしただ楽しいという雰囲気だけで終わらせないのが米津玄師さんのすごいところ!!
カップリングには隠れた名曲があるものです。
米津玄師さんはお酒好きなのですが、お酒とも関係しているようです。
タイトルとのギャップも面白いですね♪
本人が歌っているMVや動画はないので歌ってみた系の動画を貼り付けておきます。
米津玄師にとってお酒はメガネ??
「クランベリーとパンケーキ」は二日酔いの気分で作曲したと言われています。
米津玄師さんのコメント
二日酔いの気分の曲。だいたい最近は夜中に飲み歩いてばっかりで朝まで飲んで、ちょっと寝て起きたら窓から日が差し込んできてて、”眩しいなぁ~頭痛い”みたいな最悪な気分になることが日常で多くて、それを音楽にするべきかなと思ってこうなったという感じ。
お酒は俺にとっての眼鏡なんですよ。眼鏡って…視力が悪くなって、それを補完するものとして眼鏡をかけて、視力が良くなる、神経が過敏になってちゃんと生きていけるという話。お酒ってそれの真逆だと思っていて。生きていく上で神経が過敏になりすぎる瞬間がある。いろんなことを考えたり、感じなくていいものまで感じてしまったりして、自意識が膨れ上がってくる瞬間が多々ある。お酒を飲むと、その自意識をうまい具合にしぼませてくれるというか、ばかになって、過敏になった神経が麻痺される。麻痺させてくれた結果、たどり着くべき目標や文脈を見失わずに、一直線にそこに行くことができる。過敏すぎるものを取っ払ってくれるものとしてお酒があって、それがいわゆる”逆眼鏡”。だから、俺にとってお酒を飲むというのは、眼鏡をかけていることと同じだと思うんですけど。
最後の2行が大事な曲。ただの心からの…ばかな歌じゃないですか…ひたすら酔っ払って二日酔いで死にそうになっている姿を描いただけ。自分のパーソナルな部分を言い当てている曲。
米津玄師さんが「Lemon」と作った過程だけじゃなく、「クランベリーとパンケーキ」について、
米津玄師という名前についてやボカロ時代のこと、少年時代の自分について、などが語られています。
プライベートもミステリアスな部分が多い米津玄師さんの一面が知れるのでぜひ聞いて欲しい内容です。
米津玄師「クランベリーとパンケーキ」歌詞の意味を考察
米津玄師さんが大事と言っていたのは最後の2行。
この部分が「クランベリーとパンケーキ」の歌詞にどういった意味を宿すのでしょうか?
歌詞の意味を考察していきます!
不意に見かけたブロンズの女神の
お臍に煙草擦り付けて笑う
思い返せば馬鹿げている
大体そんな毎日その日限りの甘い夜を抜け
今じゃ彷徨う惨めな
ストーリーライター
誰かわたしと踊りましょう
なんてその気もないのに
冒頭のブロンズの女神がそのままの意味なのか、女性の比喩表現なのかはわかりませんが、
おへそにタバコを擦り付けてということから露出が高いことも想像できますね。
女神とは女性の美しい姿を表していて神聖なもののイメージがあります。
そんな神聖な女神像に対しタバコを擦り付ける行為というのはお、
相当酒に酔っ払ってバカなことをしてしまってる主人公の情景が浮かびます。
「だいたいそんな毎日」という歌詞から毎日夜の街に飲みへ出かけているのでしょう。
理性がまともに働かない状態で甘い夜に浸る一方で、「今じゃ彷徨う惨めなストーリーライター」という自虐的な感情になっていてお酒に酔っ払って浮ついた感じになっているのもわかります。
ここで言っているストーリーライターとは米津玄師さんのことを言っているのだと思います。
酔っ払っているのにも関わらず「その気もないのに」ということから自分を客観視できるくらいの理性は保っているのがわかります。
酔っ払って高揚して楽しくみんなとワイワイしたいと表面上は言っているけど、
心の奥底ではそんな風に思っていない酔っ払っている時になる心理描写を歌詞にしているのだと思います。
ヒッピヒッピシェイク
ダンディダンディドンで
クランベリーのジャムでも作ろうね
パンケーキと一緒に食べようね
ほら丁寧に切り分けてヒッピヒッピシェイク
ダンディダンディドンで
全部頬張って隠してしまえ
やがて熱さにも耐えかねて
嗚呼きみは吐き出した
『ヒッピヒッピシェイク』や『ダンディダンディドン』という擬音語はごノリノリで機嫌な様子な時に使われることがあります。
これはただの擬音語ではなくThe Swinging Blue Jeansが1960年代にリリースした『ヒッピヒッピシェイク』という歌があります。
『ダンディダンディドン』は激しく打ち鳴らす様子を表現した擬音語であり畜生といったニュアンスがあります。
お酒を飲んで気分がいいことだけを表すだけじゃなく、ちゃんと意味がある言葉だったんですね。
陽気な気分で畜生という相反する気持ちでクランベリージャムを作っています。
クランベリーの花言葉は『癒し』や『慰め』と言った意味があります。
そしてパンケーキというのは、ラジオでも語っていた逆メガネの意味があるのではないでしょうか?
お酒を飲むことによって、様々なものがぼやけ見えなくなり、向かうべき目標に一直線にたどり着くことができる。
このことからクランベリージャム『癒し』もまっすぐに受け止めなければパンケーキ『自意識』も吐き出してしまうという意味合いのようにも感じます。
ただ単にクランベリージャムをつけたパンケーキをお酒と一緒に食べて胸焼けして吐いてしまったという解釈もできます。
ここで突然現れた『君』は自分を客観視している自分自身の姿なのかも知れません。
戯れ哀れハメ外すあまり
足滑らせて砂を噛むばかり
憶えちゃいない痣だらけ
大体そんな毎日廃墟だらけのメルヘン市街じゃ
マセガキ達が隠れてキスする
涙交じりの恋になりませんように
酔っ払い過ぎてしまい千鳥足で転んで痣だらけになってしまったのでしょう。
廃墟だらけのメルヘン市街とは表面上は満たされているけれども、本当は何もない都会の夜のように毎日何も考えなく過ごしている人や社会へ向けた皮肉なのかも知れません。
マセガキというのは言葉通りの意味かもしれませんが、
自分と同じく酔っ払ってしまった大人のこととも捉えられます。
お酒に酔っ払ってしまって一晩限りの恋にならないようにと密かにエールを送っているんでしょうね。
ヒッピヒッピシェイク
ダンディダンディドンで
ランドリーまで歩いてこうね
汚れたシーツを洗おうね
ほら丁寧に取り分けてヒッピヒッピシェイク
ダンディダンディドンで
もう一度浮かれた祈りの方へ
こんな馬鹿な歌ですいません
嗚呼毎度ありがたし
これは1番のサビから考えるとクランベリージャムをつけたパンケーキを吐いてしまったのかもしれません。
「ランドリーまで歩いてこうね」ということからしないといけないことはわかっているようです。
しかし後悔しつつも「もう一度浮かれた祈りの方へ」向かいます。
これは、お酒に飲まれて失敗しつつもアルコールの高揚感を求めたりもう一度向かうべき目標に一直線にたどり着くために、お酒を飲みに向かう情景を描いているのではないかと考えられます。
微睡んでいたい きみみたいに
この宇宙が 終わるまで
微睡んでいたい きみと一緒に
この世界が 終わるまで
シラフになってしまった主人公がまた酔っ払いたいという気持ちになっています。
お酒に酔った時のようにずっと微睡んでれる時は嫌なことを考えなくてすむからかもしれませんね。
ここでも登場する自分自身を客観視した『君』みたいに死ぬまでこの感覚を忘れたくないという考えだと思います。
こんな馬鹿な歌ですいません
嗚呼毎度ありがたし
サビの最後にあるこの2行は、「クランベリーとパンケーキ」の大事な部分と言っています。
酔っ払いの歌の「クランベリーとパンケーキ」のこの部分は、
米津玄師さんのリスナーに対する謝罪であり、(二日酔いの気分を描いた楽曲、)こんなバカな歌ですいません。嗚呼(ファンのみんな)毎度ありがたし。という意味だと解釈しましたw
米津玄師「クランベリーとパンケーキ」歌詞の意味を考察!!お酒はメガネ発言?まとめ
いかがだったでしょうか??
米津玄師さんの「クランベリーとパンケーキ」の歌詞の意味とインタビューなどについてお伝えしていきました。
あまり知られていない米津玄師さんのプライベートが味わえる楽しい楽曲でした。
お酒を飲んで二日酔いからでもこんないい歌ができるとか凄過ぎですw
こういった遊び心ある曲ももっと聞いてみたいですね♪
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