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米津玄師「Neighbourhood」歌詞の意味の考えてみた!!米津玄師の子供時代の内容に注目!!

20代から30代を中心に絶大なる人気を誇る日本を代表するアーティスト・米津玄師さん。

歌手としてだけではなく、イラストやダンス、楽曲提供などいろんな才能を見せてくれます。

今回は米津玄師さんの「Neighbourhood」の歌詞の意味はどういったものなのかを考察していきたいと思いますのでお付き合いください。

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米津玄師「Neighbourhood」ってどんな曲??

「Neghibourhood」は2017年6月17日に発売された米津玄師さんのメジャー7枚目のシングル「ピースサイン」のカップリング曲として収録されています。

タイトルになっている「Neighbourhood」は『近所、地域、地域の人々』という意味があり、
日常に近い子供の時の自分と対話をテーマに作曲された楽曲です。

「ピースサイン」は米津玄師さんの子供時代のヒーローに対してあこ上がれていた自分との対話をテーマに作曲されています。

「Neghibourhood」も子供の頃の日常をテーマに作曲されていることから、シングルが米津玄師さんの子供時代の自分との対話が重要なキーワードとなってきます。

カップリング曲となっているのでMVはありませんが、
カバーしている動画がありました。

米津玄師「Neighbourhood」でイメージしたこととは??

「Neighbourhood」を作曲するにあたって米津玄師さんが影響を受けた楽曲があります。

それはOasis「Don’t Look Back In Anger」と、The Beatlesの「Strawberry Fields Forever」です。

確かに「Neighbourhood」を聞いてみるとどこなく懐かしくこの2曲と似ている印象を受けました。
イギリスのロックに影響を受けたことから曲名も英語にしたのかもしれません。

米津玄師さんのインタビューではこのようなコメントを残しています。

イメージしたのは、Oasis「Don’t Look Back In Anger」と、The Beatlesの「Strawberry Fields Forever」ですね。これにはちゃんと意味があって、彼らはイギリスの労働者階級から出てきて、一躍、国民的なスターになった、というストーリーがあるじゃないですか。そこに共感するというか、「自分もまともな教育を受けてきてねえな」と思う瞬間があるんですよね。もちろん楽しかった記憶もあるし、こんなことを言ったら親に怒られるかもしれないけれど、マジでしょうもない場所だったな、と思うんです。地元には若者の音楽みたいなものはまったくなくて、ライブハウスに行ってもダサいバンドばかり。こんなところで、こんなヤツらと一緒に生きていかなきゃと思うと絶望したし、ずっと早く出ていきたいと思っていたんですよ。この曲は、そういうふうに考えて、くすぶっていたころの自分との対話ですよね。

引用:http://realsound.jp/2017/06/post-84263_2.html

このインタビューからもわかる通り、イギリスでは身分制度が浸透しており、3つの身分制度がある中でOasisとThe Beatlesは共に最下層の労働者階級出身アーティストです。

米津玄師さん自身も徳島県出身で周りの環境に恵まれていたとは言えません。

「なんでこんなところにいるんだろう?」その気持ちが表現されたのが「Neighbourhood」という楽曲なんです。

米津玄師「Neibourhood」の歌詞の意味を考察

米津玄師さんの楽曲の中でも珍しいテイストの楽曲となっています。

子供の頃嫌だなと思ったことも今ではそれが懐かしく感じる、
そんな子供時代の頃を思い出し作詞作曲された「Neighbourhood」の歌詞の意味をみていきましょう!!

この頃ひどい夢を見る 子供の頃の風景
煙草の煙で満ちた 白い食卓だ
腐りかけの幸せ 一日一切れずつ
続く絶え間ないヒステリー あとは怠惰だけ

「タバコの煙で満ちた白い食卓だ」というのは米津玄師さんの子供時代に実際のことらしいです。
家に帰ってくると居間が真っ白でというリアリティがある光景が思い浮かびます。

「臭いかけの幸せ」「絶え間ないヒステリー」「怠惰」

ネガティブなワードが続きますが、これらの歌詞から子供視点で考えると家庭環境をあまり良いように思っていなかったことがわかります。

平和も平和で反吐が出た
遠く聞こえるバーバラアレン

バーバンアレンとは、Judy Collinsの「Barbara Allen」という曲のことです。

出身地である徳島から出て初めて知った曲でもあるとコメントを残しています。
「あの頃はよかったなぁ」という郷愁」を感じる曲ですね。

当たり前に思っていた徳島での生活(平和)に飽きてしまい、
徳島を出ることによって自立するとそれが当たり前ではなかったということに気付かされた時に思った感情を歌詞にしたのかもしれません。

どうしたんだいなあ兄弟 俺がわかるかい?
お前が許せるくらいの 大人になれたかな
もういいかいなあ兄弟 ここらでおしまいで
なんて甘えてちゃお前にも 嫌われちゃうのかな

米津玄師さんに実際に兄弟がいるかどうかはわかりませんが、
このサビに出てくる「兄弟」というのは自分の過去に対してでしょう。

「なんでこんなところにいるんだろう?」というどこに向けていいかわからない感情を持っていた子供時代。

そんな子供の頃につまらないと思っていた家庭環境に対し、
今ではそれも良い思い出となっているくらい大人になれているかな?と自分自身に問いかけています。

過去の自分に問いかけることで自分のルーツを大事にしていることが伝わります。

肩を寄せ合って生きていく 小さな日陰の虫
新聞の文字は小さく テレビは煩い
右曲りのトラックに 巻き込まれたらしいよ
あの子がくれたガンダム まだ残ってるかな

2番のAメロです。

ここも1番のAメロと同じく父親が新聞を読んでいたり、
なんとなくつけているテレビという日常の情景が思い浮かびます。

「右曲がりのトラックに巻き込まれたらしいよ」

この歌詞は実際に米津玄師さんが小学生の時に近所の子供がトラックに撥ねられ亡くなってしまったということがあったそうです。

その子からもらったガンダムのプラモデルでしょうか、
切なくリアルな子供時代の感情が伝わります。

有り余ってる時間を 悪戯に溶かしていく
どうすればいいのかわからない それもわからない
この頃ひどい夢を見る 子供の頃の風景
煙草の煙で満ちた 白い食卓だ

子供ながらも自分が何をしたいのか?ということを常に考えていたのかもしれません。

まだ歌手になるという夢や何かを表現したいということが見つからず、
有り余っているエネルギーをどこに向けていいのかわからずに葛藤している心情が伺えます。

このまま人生が進んで当たり前のように進んでつまらないまま終わってしまうのか?
そんな不安を子供ながらに感じていたのでしょう。

どうしたんだいなあ兄弟 どこで泣いてんだい?
それはお前には似合わない すぐに脱ぎ捨てとけ
もういいかいなあ兄弟 それでもやめらんない
にやけ笑いかまして午前四時 それはそれで楽しい

子供時代の自分自身に対し、我慢して泣いているのは似合わないと語りかけています。

この歌詞の中で登場する「午前四時」という夜明け前の時間帯は他の米津玄師さんの楽曲でも使われていることがあるので特別な時間帯なのかもしれません。

夜子供の頃の狭い世界観に閉じ込められていた自分から抜け出し大人への憧れから背伸びしていたり
明け前の4時という時間帯に親に隠れて自分がやりたいことをしていたのかもしれませんね。

生きられないなって トイレの鏡の前で泣いてた
逃げ出せその街を 飛ばせ飛ばせ飛ばせ 笑え笑え笑え

Cメロです。

この部分の歌詞からは子供時代に何も思い通りにできず、
不甲斐ない自分に焦っている心情や強がりを表現していると思います。

そしてラストサビへ続き、
自分が子供の頃の自分からみて誇れるような大人になったのか?という気持ちを抱えこれからも歩んでいくというフレーズで「Neighbourhood」は幕を閉じます。

米津玄師「Neighbourhood」歌詞の意味の考えてみた!!米津玄師の子供時代の内容に注目!!まとめ

いかがだったでしょうか??

米津玄師さんに限らず子供時代に同じような感情になっていた人はいたのではないでしょうか?

大人になると子供時代のこともついつい美化してしまいがちですが、
その時の気持ちを忘れずにこれからも過去の自分と向き合いつつ未来へ向かって歩いていくという楽曲だったと思います。

米津玄師さんにしては珍しい感じの楽曲になっているので本当に多彩な人だなと思いました。

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