歌手に俳優にマルチな才能が光まくる星野源さん。
今では元気な印象がある星野源さんですが、
過去にはくも膜下出血にもなり活動を休止した時期もありました。
今回は星野源さんの「地獄でなぜ悪い」の歌詞の意味やMVについてお伝えしていきます。
星野源「地獄でなぜ悪い」ってどんな曲??
「地獄でなぜ悪い」は2013年10月2日に発売された星野源さんの6枚目のシングルです。
アルバム「YELLOW DANCER」にも収録されています。
この楽曲は同タイトルである映画「地獄でなぜ悪い」のために書き下ろされた楽曲となっています。
この映画には星野源さん自身も出演しています。
星野源さんの彼女と噂されている二階堂ふみさんとも共演した映画です。
星野源さんの配役は巻き込まれて、脅されて、上手く行かなくて、逃げ出して、、、という何かと大変な一般人の役です。
タイトルが尖りまくっていますが歌詞の世界観とどう繋がってくるのかも気になりますね。
星野源「地獄でなぜ悪い」MVがアニメーション作品になった理由は?
「地獄でなぜ悪い」は星野源さんがくも膜下出血で2度目の活動休止時にリリースされました。
星野源さんが入院中ということもあって自身がMVに出演できず、
アニメーション作品となっています。
星野源さんのMVとしては珍しいですね。
なかなか個性的なアニメのMVですねw
独特な世界観は映画をイメージして作られています。
アニメになるだけで印象がガラッと変わりますね。
MVに登場する病弱な入院している男の子は星野源さんを表しているのだそうです、
星野源「地獄でなぜ悪い」の歌詞の意味について考えてみた!!
それでは星野源さんの「地獄でなぜ悪い」の歌詞の意味について考えてみたいのでお伝えしていきたいと思います。
病室 夜が心をそろそろ蝕む
唸る隣の部屋が 開始の合図だ
星野源さんが入院していた時に書いたという歌詞。
病室での星野源さんの状況なのでしょう。
夜になると一人きりで気持ちがどんどん落ち込んでいく。
隣の病室の人が毎日決まった時間にだす唸り声を聞くと、
穏やかな心境ではいられず怒りや病気への不安が押し寄せてくる。
そんな心境ではないでしょうか。
いつも夢の中で
痛みから逃げてる
あの娘の裸とか
単純な温もりだけを 思い出す
Aメロの苦痛から逃れることができるのは夢をみている時だけ。
入院していると本当に思った以上に何もすることがなくて色々なことを考えてしてしまいがちです。
そしてそんな時にはシンプルな性欲といった考えに逃げてしまうものなのかもしれません。
温もりを求めて昔のことを思い出します。
無駄だ ここは元から
楽しい地獄だ
生まれ落ちた時から
出口はないんだ
しかしどんなにここから逃げたとしても無駄です。
生き物は生まれた時から生きるか死ぬかしかありません。
人生が地獄だということであれば出口は死ぬときということになります。
どんなに逃げたいと思っていたとしても死ぬことを自分で選ぶことができないのであれば、
その苦しみを受け入れてなんとか楽しく生きていくことしかない。
そのな気持ちを「楽しい地獄」という歌詞に込めているように思います。
いつも窓の外の
憧れを眺めて
希望に似た花が
女のように笑うさまに
手を伸ばした
なんとなくこの部分は昼間のように思いました。
病室の窓から眺める外の風景に今まで自分が当たり前に生きてきたという奇跡に憧れを感じ、
普段の生活では何も思わなかった何気なく咲いている花に希望を感じています。
心が弱っている時こそ何かにすがりつきたくなったりするものですよね。
生きることの素晴らしさと儚さが垣間見れる部分です。
嘘でなにが悪いか
目の前を染めて広がる
ただ地獄を進む者が
悲しい記憶に勝つ
自分を保つために自分自身に嘘をついてまでも生きることに縋り付いています。
苦しくても辛くてもそれでも生きるという地獄を乗り越えた者だけに未来は待っているのです。
地獄の先に希望があると思わなければ生きていけない。
星野源さんの葛藤がどれほどすごかったかということがわかるサビですね。
教室 群れをはぐれた
重い空を行く
生まれ落ちた時から
居場所などないさ
孤独を表す2番のAメロ。
情景として教室で除け者にされてしまいいじめにあっている様子が思い浮かびます。
星野源さんは小学生時代にいじめにあっていたという経験からこのような歌詞になったのかもしれません。
「生まれ落ちた時から 居場所などないさ」という歌詞からは、
最初から居場所なんて誰も持っていない。
自分の居場所を掴み取るのは自分次第だ!といっているようにも聞こえます。
いつも窓の外の
標識を眺めて
非道に咲く花が
女のように笑うさまに
手を伸ばした
1番とは違って場所は2番は学校生活になっています。
病室で一人でいるとものすごく辛かったことを思い出しているのかもしれません。
単純な温もりにすがるようにじ弱い心が映し出されている部分のように感じます。
学校生活という誰しもが通ったことがる世界観に共感する人も多いのではないでしょうか。
作り物で悪いか
目の前を染めて広がる
動けない場所からいつか
明日を掴んで立つ
明日を掴んで立つ
「動けない場所」というのは病室でもあり教室で除け者にされていることとも捉えることができます。
身体的に動けない病室と教室で精神的に追い詰められている状況の両方のことなのでしょう。
そんな辛い状況であっても明日を生きるという希望を忘れてはいけないという気持ちを歌っているのだと思います。
幾千もの 幾千もの
星のような 雲のような
「どこまでも」が いつの間にか
音を立てて 崩れるさま
当たり前と思っていた普通に生きていた日常は突如崩れ去る。
それは星野源さんのクモ膜下出血で入院してしまった時の心情なのかもしれません。
そんな当たり前の日常がいきなり壊れてしまうと人はなかなか立ち上がることができなくなってしまうという気持ちがものすごく伝わってきます。
生死をさまよった星野源さんだからこそ書ける歌詞ですね。
嘘で出来た世界が
目の前を染めて広がる
ただ地獄を進む者が
悲しい記憶に勝つ作り物だ世界は
目の前を染めて広がる
動けない場所から君を
同じ地獄で待つ
同じ地獄で待つ
1番2番では「嘘で何が悪い」という歌詞でしたが、最後では「嘘でできた世界」となっていて少し受け入れているような感じです。
どんなに辛い思いをしていたとしてもみんな地獄の中を生きている。
苦しみや辛さを乗り越えた人だけが未来をつかむことができる。
「同じ地獄でまつ」という歌詞から同じような気持ちの人も一緒に乗り越えて行こうというメッセージのようにも思います。
星野源「地獄でなぜ悪い」歌詞の意味は??映画主題歌のために書き下ろされた楽曲 タイトルとのギャップがすごい!!まとめ
いかがだったでしょうか。
星野源さんの「地獄でなぜ悪い」の歌詞の意味をお伝えしていきました。
明るい曲調と星野源さんの壮絶な状況とのギャップがすごい楽曲となっていました。
映画のストーリーともあっている歌詞でしたが、
星野源さんの闘病生活の辛さもものすごく伝わってくる歌詞でしたね。
苦しい時こそ楽しく生きていこうという辛い時にこそ聞きたくなる楽曲でした。
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