米津玄師「海の幽霊」の歌詞の意味は??映画「海獣の子供」主題歌に歓喜!!

2020年の全国ツアーの開催も決定し、今や飛ぶ鳥を落とす勢いで人気アーティストとなった米津玄師さん。

今回は壮大なオーケストラアレンジがされている「海の幽霊」の歌詞の意味やMVにまつわるお話、映画「海獣の子供」についてお伝えしていきたいと思います。

米津玄師「海の幽霊」ってどんな曲??

 

「海の幽霊」は2019年6月3日にデジタルシングルとして配信されました。

デジタル配信では2019年内のダウンロード数の最多記録を更新。
音楽チャートでも軒並み首位を獲得しています。

また2019年9月11日に発売された米津玄師さんの10枚目のシングル「馬と鹿」の2曲目にも収録されています。

壮大なオーケストラアレンジとMVのアニメーションの世界観とに見惚れ聴き惚れてしまいます。

「海の幽霊」が主題歌となった映画「海獣の子供」とは??

「海獣の子供」は五十嵐大介原作で「月間IKKI」にて2006年から連載されていた漫画です。

2019年6月7日から全国で映画公開されました。

「海獣の子供」あらすじ

光を放ちながら、地球の隅々から集う海の生物たち。 巨大なザトウクジラは“ソング”を奏でながら海底へと消えていく。 <本番>に向けて、海のすべてが移動を始めた―――。 自分の気持ちを言葉にするのが苦手な中学生の琉花は、夏休み初日に部活でチームメイトと問題を起こしてしまう。母親と距離を置いていた彼女は、長い夏の間、学校でも家でも自らの居場所を失うことに。そんな琉花が、父が働いている水族館へと足を運び、両親との思い出の詰まった大水槽に佇んでいた時、目の前で魚たちと一緒に泳ぐ不思議な少年“海”とその兄“空”と出会う。 琉花の父は言った――「彼等は、ジュゴンに育てられたんだ。」 明るく純真無垢な“海”と何もかも見透かしたような怖さを秘めた“空”。琉花は彼らに導かれるように、それまで見たことのなかった不思議な世界に触れていく。三人の出会いをきっかけに、地球上では様々な現象が起こり始める。夜空から光り輝く流星が海へと堕ちた後、海のすべての生き物たちが日本へ移動を始めた。そして、巨大なザトウクジラまでもが現れ、“ソング”とともに海の生き物たちに「祭りの<本番>が近い」ことを伝え始める。 “海と空”が超常現象と関係していると知り、彼等を利用しようとする者。そんな二人を守る海洋学者のジムやアングラード。それぞれの思惑が交錯する人間たちは、生命の謎を解き明かすことができるのか。 “海と空”はどこから来たのか、<本番>とは何か。 これは、琉花が触れた生命(いのち)の物語。

米津玄師さんが「海の幽霊」を作曲するに至ったのは、米津玄師さんが10代の頃から愛読しているという「海獣の子供」が映像化するということを知り、製作陣へとオファーしたことがきっかけだそうです。

米津玄師さんとと「海獣の子供」の原作者の五十嵐大介さんは、米津が公式イメージソングを担当した2016年の美術展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」の頃から親交があり、今回の「海獣の子供」の主題歌「海の幽霊」でコラボが実現しました。

米津玄師さんは今回のコラボに対して、

「そのすごさに圧倒されたことを憶えています。今読み返してもあの時の衝撃は全く古びず、更に新しい発見をもたらしてくれます。もし映像化されるのであれば歌を作らせてほしいなあなんていうふうに思ってたことが、今日になって実現するというのはなんとも感慨深いです原作が持ってるものに負けないよう、それでいてうまく寄り添えるようなものが、果たして自分に作れるのかと、ここ数ヶ月は問答の日々でした。今は映画館で流れる日を楽しみにしています。」
引用:米津玄師オフィシャルサイトより

とコメントを残しています。

五十嵐監督は、

米津玄師さんと初めてお会いしたのは何年前になるでしょうか。
それからの様々な人のつながりを経て、映画「海獣の子供」の主題歌を米津さんに…という話を伺った時、来るべきものが来たような、不思議な昂揚を感じました。
心を高く深く拡げてくれつつ、同時に着地点を示してくれるような美しい歌に出会えて、今はただ感無量です。
引用:米津玄師オフィシャルサイトより

とコメントを残しています。

自分が好きな漫画の主題歌を自分のイメージで作ることができ米津玄師さんも歓喜したことでしょう。
作品と真剣に向き合い出来上がったのが「海獣の子供」のために書き下ろした「海の幽霊」だったんです。

2人の熱量もコメントから伝わってきますね!!

 

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米津玄師「海の幽霊」の歌詞の意味は??

「海の幽霊」は映画「海獣の子供」のために書き下ろされた曲となっています。
映画「海獣の子供」の世界観とリンクするところがあります。

開け放たれた この部屋には誰もいない
潮風の匂い 染み付いた椅子がひとつ

あなたが迷わないように開けておくよ
軋む音をたたいて
何から話せばいいのか
わからなくなるかな

この部分は「海獣の子供」の物語に沿った歌詞となっています。

『先祖の霊が帰ってくる日には海岸に椅子を置いておく。
そうすると椅子の上に帰ってきた証拠を残していく。』

そういった言い伝えを”海”は”琉花”に教えるシーンです。

”空”が消えた後の回想という風にも捉えることができる歌詞となっており、
誰もいなくなった部屋に佇み孤独を感じている”琉花”の描写を描いているようです。

『開けておく』とは心の扉を開けて、いつでも”海”と”空”の帰りを待っているということでもあり、文字通り扉をあけているという二つの意味があると思います。

2人が戻ってこないことを知っていながらも、もしかした戻ってきてくれる、、という微かな希望も感じ取れます。

でももし戻ってきたとしても、何を話していいのかわからないという心情も読み取れますね。

 

星が降る夜に あなたに逢いたい
あの夜を忘れはしない
大切なことは 言葉にならない
夏の日々の起きたすべて

思いがけず 光るのは
海の幽霊

この「星が降る夜に」という歌詞も「海獣の子供」の中で会話するシーンが見られます。
言葉の通りに解釈をすれば、楽しかった過去を思い出している様子ですね。

深読みをすれば「隕石」が降ってきて海に影響を与えてしまったという要素も含まれているのかもしれません。

思いがけず光るのは 海の幽霊」とは、いなくなった「空」や「白斑を持つ魚たち」と「空と海を育てたジュゴン」を表しているとも捉えられます。

原作のイメージを崩さないように歌詞作りをしていながらも米津玄師さんらしい表現を入れている歌詞となっていますね。

うだる夏のように 梢が船を見送る
いくつかの歌を囁く 花を散らして

あなたがどこかで笑う声が聞こえる
暑い頬の手触り
ねじれた道を進んだら
その瞼が開く

ザトウクジラのように囁きながら琉花は、夏の暑い日に思い出すようにどこかにいるかもしれない2人に届くように歌っている様子が思い浮かびます。

なんども季節がすぎ、時間の経過とともに記憶は薄れていくはずが琉花の中では鮮明に残っています。

今でもすぐそばにいるかのように2人の存在があり、”本番”の中で見た海の流れの中で見たあの一生忘れることのできない眼差し。

あの夏の日の激流のことや、彼ら無しで歩んでいく今後の彼女の人生を指していることを”ねじれた道”という表現しています。

風薫る 砂浜で
また会いましょう

この世で2人にあることはもうないとわかっている琉花。

「失ったものへの思い」または「再開できるかもしれないという希望」がこの部分には込められていると思います。

海で起きた自然の大きさに人間もその中の一部でしかないこと。
あの夏に起きた出来事は彼女の中で永遠に忘れることができない出来事となったことでしょう。

別れ・喪失ということと大切な人と出会えるという希望の両面を感じることができました。

米津玄師「海の幽霊」の歌詞の意味は??映画「海獣の子供」主題歌に歓喜!!まとめ

いかがだったでしょうか??

「海の幽霊」の歌詞の意味の考察と映画「海獣の子供」についてお伝えしていきました。

壮大なスケールを感じることができる「海の幽霊」や映画や原作に驚かされました。

MVの神秘さと美しさは米津玄師さんと「海獣の子供」との両方の世界観が見事に融合していました。

多くの人の心を動かしたであろう「海の幽霊」は米津玄師さんのさらなる良さを引き出してくれたと思います。

 

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