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米津玄師「恋と熱病」歌詞の意味はを考察!MVに収録されていない部分とは??

様々な名曲を生み出す日本を代表するアーティストの1人・米津玄師さん。

米津玄師さんは自分の名前で活動する前まではハチという名義でボカロPとして作品を発表してきました。

その時から作詞作曲だけでなくイラスト、MV、ジャケット、と全てを担当しており、
類稀なる才能を発揮しています。

今回は米津玄師さんの「恋と熱病」の歌詞の意味とMVについてお伝えしていきたいと思います。

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米津玄師「恋と熱病」ってどんな曲??

今回紹介する「恋と熱病」は本名の米津玄師名義として初めてとなるインディーズアルバム「diorama」に収録されている楽曲です。

 

米津玄師「恋と熱病」のMVは何を表現している??

アルバム「diorama」のリード曲の「恋と熱病」。
このMVのアニメーションは南方研究所が担当しています。

MVの最後の部分の「君がいないと 色んなことが」の後がMVだと歌われていません。
これにはびっくりされた方も多いのではないでしょうか。

これは米津玄師さんがあえてしたことだと思います。

MVを先に見ていたのでCDを買った時に「バージョンが違う!!」と驚かされました。

米津玄師さんに限らずこういったあえて歌わない部分がある楽曲もあり、
何か意図があってそういう風にした意味を考えるのも楽しいですよね。

また最後の部分が途切れ途切れになっているのもあえての仕様だと思います。

米津玄師「恋と熱病」の歌詞の意味を考察!!

それでは米津玄師さんの「恋と熱病」の歌詞の意味を考えていきましょう。

好きなことが少なくなり 嫌いなことがたくさん増えた
窓に滲む雲を見ていた 皆の背中を見ていた

思春期特有の感情のようにも見えるAメロ部分。

ネガティブな感情が大きくなり、
何をするにものめり込むことができず嫌悪感が増している心情。

みんなの背中に自分だけが置いていかれているような疎外感を感じているます。

言いたいことが だんだん増えて
言えないことが 沢山増えた
空が濁る頃に見ていた
夜になろうとするばかり

「何処にも行けない私をどうする?」

言いたいことが心の中に溜まっているのに、
それを吐き出せない。

言いたいことが見つかっても言ってしまったらどうにかなってしまうんじゃないか、
主人公のもやもやとした感情が伝わります。

ただただヤキモキしている状態で毎日が過ぎ去っていきます。

「何処にも行けない私をどうする?」という歌詞から自分で行動を起こそうとはしておらず、
何処へも行けない自分を他社のせいにしていることがわかります。

眩暈におぼれて夢を見ていた
白昼夢にすべてを押し込んで
愛していたいこと愛されたいこと
空っぽになるまで詰め込んで

自分でもないがどうしてこんな感情になっているのかわからない状況。
白昼夢とは『真昼に夢を見ているような、非現実的な空想。』を意味します。

愛したい、愛されたい、そういったことは行動や想いだけでなんとかなるものではありません。
相手の気持ちがあるからです。

矛盾していることはわかっているけれども、
自分の中の理想の世界に閉じ込めてしまいたい。という気持ちだと思います。

覚えたことが沢山増えて
忘れたことも沢山増えた
バスに揺られながら見ていた
君はカメラで何を撮る

「秘密にしてね、約束しよう」
それすらいつか一人になって

ボタン一つふいに千切れた
夜になろうとするばかり

人間は知識を手に入れることができる代わりに、反対に忘れることもできます。

成長するにあたって、子供のように感情のままに行動することも少なくなります。

カメラで何を撮っているのかわからない君をみて、
心にぽっかりと穴が開いたような心情の主人公。

2人だけの秘密を共有したはずなのに、
いつの間にかその約束も忘れ去られ自分だけが覚えているという孤独が押し寄せてきます。

友人や恋人と身近になればなるほど、
忘れられることで勝手に裏切られた気持ちになるという思春期の繊細な心模様を表現しているように感じます。

「似ている二人を あなたはどうする?」

似ている二人とは誰のことでしょうか?

あなたと主人公が似ているのでしょうか、それとも自分が唯一の存在だと思っていた反面誰かと似ている部分がある他者との比較でしょうか。

どちらにせよ自分では結論づけることができず、
ヤキモキした気持ちに苛まれます。

些細な嘘から炎症が起きた
ずっと微熱みたいに纏わりついて
愛していたいこと 愛されたいこと
棄てられないまま 許しを請う

微熱とは平熱よりもわずかに高い熱のことで、
だるさがあったりじわじわとキツさがありますよね。

見栄をはったのでしょうか、
自分がついた些細な嘘がきっかけで微熱のようにまとわりつきます。

愛したい、愛されたい、一人でいたい、誰かといたい、など
主人公の自問自答に答えはなく嘘をついてしまった自分を悔いています。

誰も嫌いたくないから ひたすら嫌いでいただけだ
皆のこと 自分のこと 君のこと 自分のこと

戦わなければ負けることはありません。

嫌われたくないのであれば誰も好きにならなければいい、
人を嫌いであれば嫌われても平気という強がりを見せています。

しかし本当は誰よりも愛を求めているのかもしれません。

自分のことが2回出てきていることで強調されていて、
1番愛したいはずの自分が1番嫌に感じているのでしょう。

君がいないと 色んなことが
色んな風に嫌いになって

嫌われたくないから嫌いなそぶりで自分から君の元を離れていってしまったのに、
君がいないと世界がモノクロに見えます。

そしてこのどうしようもない気持ちのやり場がなく、
もっと周りを嫌いになってしまう。

自分のことを大切にできない人は相手のことも大事にできるはずはありません。
自分が嫌われることを恐れたばかりに訪れた悲劇です。

病熱を孕ませ夢を見ていた
盲いた目にみえた落ちていく陽
愛していたいこと 愛されたいこと
望んで生きることを 許してほしい

「恋と熱病」は思春期の思考を主に描いていると思いました。

矛盾しているけれどもどっちの気持ちもわかります。
同じように感じた方もいるのではないでしょうか。

自分の弱さを認めようとしている主人公は少し大人へと成長したようにも思います。

米津玄師「恋と熱病」歌詞の意味はを考察!MVに収録されていない部分とは??まとめ

いかがだったでしょうか??

米津玄師さんの「恋と熱病」の歌詞の意味とMVとCDに収録されている部分の違いをお伝えしていきました。

誰もがこういう感情になったことがあるのではないでしょうか。
甘酸っぱくもほろ苦い思いになるような楽曲でした。

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