米津玄師「ホープランド」歌詞に込められた意味は??「HYPE」ツアーの大ラスの楽曲




米津玄師さんは繊細な心模様や人間の本来あるであろう醜い側面などをとこば巧みに表現している楽曲が多いです。

「ホープランド」もそう言った意味では楽曲の雰囲気と歌詞に込められた真意にギャップがあるのかもしれません。

今回は「ホープランド」のインタビューの内容を元に歌詞の意味についてお伝えしていきたいと思います。

米津玄師「ホープランド」ってどんな曲??ライブで大ラスを飾る楽曲

「ホープランド」は2015年10月7日に発売された米津玄師さんの3枚目のアルバム「Bremen」の13曲目に収録された楽曲です。

2016年の全国ツアー「はうる」や2020年の全国ツアー「HYPE」での大ラスを飾る楽曲となっています。

米津玄師hype

米津玄師2020ライブツアー「HYPE」のセットリストは??MC内容は??

素直に楽曲を聞いてみると「ホープランド」はとても心温まるような曲調ですが、
米津玄師さんはインタビューで「ホープランド」は「アンビリーバーズ」と対になる曲、
明るく壮大な曲調に反して歌詞は陰鬱としており、「暗くなればなるほど、明るい言葉と明るい音でしか表現できなくなる」とコメントしています。

またアルバムを製作していく中で明るい楽曲から暗い楽曲へと進んでいく、「ホープランド」はものすごく暗い曲と言っています。

タイトルになっている「ホープランド」を直訳すると「希望の島」になります。

このタイトルからは暗さは微塵も感じませんが、どのような暗さがあるのでしょうか。

米津玄師「ホープランド」の歌詞の意味は??

それでは米津玄師さんの「ホープランド」の歌詞の意味について考えてみたのでお伝えしていきます。

誰かが歪であることを 誰もが許せない場所で
君は今どこにも行けないで 息を殺していたんでしょう

どんなに当たり前のことも 君を苦しめてしまうから
ひたすら素直に生きていた それだけのことだったのに

1番Aメロです。

ホープランドの歌詞には僕から君へのメッセージが主になっています。

君というのは自分にとって大事な人のことなのかもしれないし、自分の中にある隠している本当の気持ちという風にも捉えることができます。

出る杭は打たれるという言葉があるように、
周りと違うことをしていると自分が敵とみなされ攻撃されてしまう世の中。

本当はみんな心の奥底に感じていることがあるのでしょうが、
それを出すことは異質とみなされ大人になるにつれて本心を隠しながら生きてくことを身につけます。

たとえ自分にとって当たり前だと思っていたことだとしても、
それは決して他者にとっては当たり前ではありません。

自分の心に素直に生きていただけだったという主人公。

いわれのない噂や 穢れきったあの言葉に
惑わされないでおくれ それが世界の全てじゃない

1番Bメロです。

異端とみなされるや否や事実無根の根も葉もない噂を流されたり、罵られる言葉を浴びせられたのでしょう。

そんな妬み嫉み恨みだらけの醜い世の中だけれども、
それとは真逆な人間だっているし、それが世界の全てではないと慰めます。

本当は自分自身そのことに薄々は気づいているのでしょうが、
あまりに救いのない世界に希望を切望しています。

ソングフォーユー 聴こえている?
いつでもここにおいでよね
そんな歌 届いたら
あとは君次第

1番サビです。

ソングフォーユー=Song for you=あなたのための歌を歌い、
「いつでもここにおいでね」と優しく寄り添っています。

逃げ道、自分が居てもいいと思える場所を作ってあげています。

うわべだけの姿でなく心の奥にある素直な気持ちを出すのか、
これからの主人公が本心から行動できるよう背中を押しています。

いつだってその手に丁度いい 憎める敵を探している
そうやって独りをつるし上げ 皆で笑い合うんでしょう

自分のことを愛せぬまま 何も選べないまま
逃げ出すことさえできない 君をいつも見ていた

自分の弱さを知っているがゆえに、
自分よりも弱い相手を見つけてなんとか精神を維持しようとしてしまうもの。

ただ純粋なだけなのにそれを社会不適合者と言わんばかりに、
他の人と違う素直な人を吊るし上げる人間の弱さが垣間見れます。

本当は悪いことだと頭の隅っこではわかっているはずなのに、、、

そんな周りに合わせてしまう自分も嫌いだし、愛せない。
周りの意見に流されてしまい自分では何も選ぶことができません。

だから逃げ出すことも自分では選択することができず、
心の奥底にある本当の気持ちに気づいてるが気づかないふりをしていた。

善し悪しはみんな次第 悪い子は自由にしちゃいけない
そうやって作られたものに いくつも声を奪われて

善悪とは一体なんなのでしょうか。
本当は何が正しくて何が間違いかなんてありません。

自分にとっては正しいことと思っていても、他者にとっては間違っているということも多々あります。

ここで出てくる悪い子とは世の中の作られた常識からはみ出してしまった人のことです。

そして悪い子というレッテルを貼られると自由は奪われ何を言っても間違っているとされ、
声を出すことすらできなくなってしまいます。

ソングフォーユー 憶えている?
僕らは初めましてじゃない
同じものを持って
遠く繋がってる

「僕ら」というのはうわべだけを取り繕っていた自分と本心の自分のこと。
「初めましてじゃない」のは、本当は自分の中にある嘆きをいつも聞いていたからだと思います。

子供の頃はそういった世界のことなんて知らなかった。
ただ純粋な気持ちで自分をさらけ出すことができていた。
それが大人になるにつれて本心の自分と世の中の作られた常識に染まっていってしまった自分。
そのことから「同じものを持って遠く繋がっている」のでしょう。

海が見えるあのテラスから声が聞こえる
気怠げな日陰の中で猫が鳴いている
青空を白く切り抜いた鳥が飛んでいる

この街は君の歌を歌う 君が何処にいようとも
いつまでも

Cメロです。

何気ない日常が思い浮かぶ一節。
青空が見えることから主人公の気持ちは少し晴れやかになっているようにも感じます。

他者を批判することもなく穏やかな世界。
そんな汚れなき世界から「本当はもっと自分に正直になってもいいんだよ」と優しく語りかけ一歩踏み出す勇気を後押ししてくれるように歌います。

希望に満ちた世界があるのではなく、希望に満ちた世界に見えるのは自分次第なんだ。
そんな愛に満ちた優しい世界を歌ったのが「ホープランド」だと思います。

米津玄師「ホープランド」歌詞に込められた意味は??「HYPE」ツアーの大ラスの楽曲 まとめ

いかがだったでしょうか。

米津玄師さんの「ホープランド」の歌詞の意味についてお伝えしていきました。

一見すごく優しさや温もりに包まれるような楽曲でした。

しかし暗い気持ちの時には明るい曲しか作れないという米津玄師さん。
もしかしたら逆説的な意味が込められているのかもしれませんね。

 




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です