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美波『カワキヲアメク』歌詞の意味は??アニメ「ドメスティックな彼女」オープニングテーマ

関東を中心に活動しているシンガーソングライターの美波さん。

ライブ以外では顔出しをしないことで、ミステリアスな雰囲気が漂うアーティストです。

尾崎豊さんに影響を受け楽曲制作を始め10代の頃にはワンマンライブをするほどの実力の持ち主!!

今回は美波さん楽曲の中から『カワキヲアメク』の歌詞の意味についての解釈などをお伝えしていきたいと思います!!

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美波『カワキヲアメク』ってどんな曲??

『カワキヲアメク』は2019年1月30日に発表された、
4曲入りのシングルの中の表題曲になっている楽曲です。

公開からわずか1週間で300万回再生を上回りものすごく注目されており、
オリコン週間デジタルアルバムランキング1位 (週間CDシングルランキング14位) を獲得しています。

『カワキヲアメク』でメジャーデビューして、
その後全国ツアーを回るなど勢力的な活動を行なっています。

『カワキヲアメク』は週刊少年マガジンに掲載されていた漫画『ドメスティックな彼女』、
通称『ドメカノ』のアニメ放送のオープニングとしてもタイアップされました。

2019年1月11日より放送がされていたアニメ『ドメカノ』

『ドメスティックな彼女』を見ていて美波さんの『カワキヲアメク』を知った人も多いのではないでしょうか。

ドメスティックな彼女 あらすじ

小説家志望の赤森高校2年・藤井夏生は、英語教師である橘陽菜に思いを寄せていた。ある日、夏生は友人に誘われ参加した他校生女子との合コン橘瑠衣と出会い、成り行きで肉体関係を持つ。今後一切関わらないと言って瑠衣と別れた夏生だったが、その数日後、父・昭人の再婚が決定。相手の女性にも夏生と同年代の連れ子がいるという。藤井家に挨拶に訪れた女性・橘都樹子が連れていたのはなんと陽菜と瑠衣であった。義兄弟となる相手がかたや想い人、かたや初体験の相手という事情から当初は再婚に否定的だった夏生だが、母を想う瑠衣の気持ちを知り再婚に賛成する。こうして2人と義理の兄妹になるという奇妙な生活が始まるのだった。瑠衣はこれを機に夏生や陽菜がいる赤森高校へ転校。

やがて、陽菜が不倫をしていることを知った夏生は、瑠衣と共に彼女に不倫相手の萩原柊との別れを迫り陽菜は別れを決意する。その後、不倫相手と別れた陽菜と出かけた夏生は彼女に想いを打ち明けるが、陽菜は「私たち2人が付き合うことは一緒に死ぬということ」と諭し、義姉弟の関係でとどまることになった。

引用:Wikipedia

恋愛漫画にしては一歩踏み込んだ内容になっており、
高校生の恋愛のリアルさがある漫画だと思います。

少年マガジンに連載されていたとはいえ内容は少し大人な内容であり、
『ドメカノ』の世界観が色濃く歌詞にも反映されているようなので、
歌詞との繋がりも気になるところですね。

『カワキヲアメク』のタイトルに込められた意味とは??

タイトルになっている『カワキヲアメク』とは、
普段あまり聞きなれない言葉ですね。

この言葉をわかりやすくするとおそらく「渇きを叫く」という言葉になると思います。

渇きという言葉は、喉の渇きだったり満たされていない状態の表現ではないでしょうか。

そして叫く(あめく)というのは古い文献に使われていた日本語で使われている言葉です。
なんとなくニュアンスでは感じ取っている人も多いのではないでしょうか。

発音的には喚く(わめく)に近く、
「叫ぶでもなく喚くでもなく」なんとも表現しにくいもどかしい感情を、
あえてこの言葉に含みを持たせたのかもしれませんね。

これらの言葉を合わせると、

「心が満たされていない状態を叫びたいけれどもできないもどかしさ」

この言葉がタイトルに込められた意味ではないでしょうか。

美波『カワキヲアメク』MVはどんなの??

1人の女性が映し出されるMVではもう1人の自分が登場します。

これは心の中にいる自分を表現しているように筆者は感じました。

少女から大人になるにかけて心の移り変わりに感じる不安や悩みなどの不安定さを表現しているような虚ろな目をしていますね。

そのような心のもどかしさを『カワキヲアメク』の歌詞に照らし合わせたMVになっていると感じました。

美波『カワキヲアメク』の歌詞の意味を解説

それでは美波さんのメジャーデビューシングル『カワキヲアメク』の歌詞の意味を解釈してみたのでお伝えしていきます。

未熟 無ジョウ されど

美しくあれ

語り口調から始まる冒頭部分。

未熟な自分から成長したいという意志があらわれています。

しかし思い通りにいかない現実の無常さ、
そしてその現実に対し感情がない無情になっているという二重の意味があるのであえてカタカナになっているのではないでしょうか。

なかなか変わることができない自分を認めながらも、
それでも美しくありたいと願っています。

欠陥があるが故にある美しさを求めているのかもしれません。

No Destiny ふさわしく無い
こんなんじゃきっと物足りない
くらい語っとけばうまくいく
物、金、愛、言、もう自己顕示飽きた

Destinuとは運命という意味があります。
それにNoとつけられていることから決められた運命じゃ物足りない。
そんな気持ちなのでしょう。

ありきたりにくる毎日に飽き飽きしてしまい、
「物、金、愛、言」という自己顕示欲という言葉がある通り、
誰かに認められたいという願望に人が求めてしまいがちなものに対し背伸びしてまで求めるものではないといっているのではないでしょうか。

既視感(デジャヴ) 何がそんな不満なんだ?
散々ワガママ語っといて これ以上他に何がいる?
そんなところも割と嫌いじゃ無い
もう「聞き飽きたんだよ、そのセリフ。」
中途半端だけは嫌

先ほどの「自己顕示に飽きた」という歌詞につながる部分です。

既視感とはまだ体験していないけれどもどこかで体験したことがあると思ってしまうことです。

今の現状に何が不満なのか?これ以上何がいる?と自己顕示欲のことを肯定しているようにも感じます。

しかしなんども繰り返される自分に対して言い訳をし逃げることを許さない主人公の性格が伺えます。

中途半端だということは自分の中にある本心はわかっているけれども、
それではいけないともがいている心情が読み取れます。

もういい
ああしてこうして言ってたって
愛して、どうして? 言われたって
遊びだけなら簡単で 真剣交渉無茶苦茶で
思いもしない軽(おも)い言葉
何度使い古すのか?

同じように繰り返してしまう恋愛。

「愛して」という言葉を言われている自分が嫌になり、無情になっていきます。

なんども求められる「愛して」の言葉は言っている本人にとっては重い言葉かもしれませんが、
なんども言われると言われている相手にとっては軽い言葉に感じてしまいます。

次第にその恋に対し冷めていきます。

どうせ
期待してたんだ出来レースでも
引用だらけのフレーズも
踵持ち上がる言葉タブーにして
空気を読んだ雨降らないでよ

本当に心から言っている言葉でもどこか懐疑的に感じてしまっている主人公。

本当は信じていたいのに信じることができない自分の心に葛藤しています。

雨は悲しみや涙の象徴です。
言われている言葉が本心か嘘かわからない。

そんな心情なのになぜか涙がこぼれてしまう自分に対し、
空気を読んだようになぜかこぼれ落ちてしまう涙が自分でもわからなくなってしまっています。

期待するような言葉はいらない。
それは裏切られた時には絶望に変わってしまうから。

無意識に期待している自分を毛嫌いしているのかもしれませんね。

まどろっこしい話は嫌
必要最低限でいい 2文字以内でどうぞ
紅の蝶は何のメールも送らない
脆い扇子広げる その方が魅力的でしょう

遠回しに伝えられる言葉では伝わらないと、
極端に2文字以内という『好き』という言葉を求めているのがわかります。

心情的にはストレートな言葉じゃないと誤魔化されているように思ってしまうのでしょう。

紅の蝶という言葉は主人公の姿を比喩しているのだと思われます。

紅は他の色に染めるのは困難な色、蝶は生まれ変わりの象徴であり新しい自分に生まれ変わるということ。

転生するはずなのに他の色に染まれず、
なんども繰り返してしまう自分を表現しているのだと思います。

そのほうが相手にとって魅力的に感じさせ都合がいいとどこか冷めた感情を持っています。

迷で
応えられないなら ほっといてくれ
迷えるくらいなら 去っといてくれ
肝心なとこは筒抜けで 安心だけはさせられるような
甘いあめが降れば
傘もさしたくなるだろう?

愛に求める感情とそれに対する拒否が一番と同じく綴られています。

周りが悟っている主人公に対し何かしらのアクションをとってきていますが、
その真意がわかっている主人公はそっとしていてほしいと願っているようです。

甘い言葉で言い寄られてくると自分がその言葉に甘えてしまいそうで怖い。
だから心を閉ざす。

成長できないような愛はいらない
逃げるように素直に受け取れない主人公の心情が伺えます。

このまま
期待したままでよかった 目を瞑った
変えたかった 大人ぶった
無くした 巻き戻せなかった
今雨、止まないで

嘘だとわかっていてもその言葉を信じればよかったという愛を求めている一面が描かれています。

本当はこんなはずじゃなかったと思っていても、
愛を求める気持ちが強いからこそ愛を拒否してしまう。

本当は求めているのにそれを受け入れない自分の思いとのいたちごっこ。
元に戻らないことはわかっていながらも愛を求めている自分との葛藤に苦しんでいる心情が伺えます。

コピー、ペースト、デリート その繰り返し
吸って、吐いた
だから
それでもいいからさ 此処いたいよ

常に繰り返している恋愛。
同じような優しい言葉を言われてそれを消し去ろうとする自分。

本心では心から愛してほしいと思っていながらも、
全ての言葉をうわべだけの言葉だと思ってしまう自分。

それでも愛されたいという感情は無くなりません。

もういい
ああしてこうして言ってたって
愛して どうして? 言われたって
遊びだけなら簡単で 真剣交渉支離滅裂で
思いもしない重い真実(うそ)は
タブーにしなくちゃな?
きっと
期待してたんだ出来レースでも
公式通りのフレーズも
踵上がる癖もう終わりにして
空気を読んだ空晴れないでよ

今日も、雨。
傘を閉じて 濡れて帰ろうよ

前半部分は1番2番のサビと同じ感情のようです。
それは愛への執着のようにも思います。

弱い自分も強がっている自分も同じ自分の中にある感情。

「今日も、雨。傘を閉じて 濡れて帰ろうよ」という歌詞から、
もう全てを自分の一部として受けれて前へ進んで行こうという決意表明のようにも感じ取れます。

もどかしいけれども人間味が溢れる現代的な世界観に共感した人も多いのではないでしょうか。

切実な思いが伝わってくる「カワキヲアメク」の歌詞の意味でした。

美波『カワキヲアメク』歌詞の意味は??アニメ「ドメスティックな彼女」オープニングテーマ まとめ

いかがだったでしょうか。

美波さんの「カワキヲアメク」の歌詞の意味やアニメ『ドメカノ』についてなどをお伝えしていきました。

どんなに自分が思っていても伝わらない。
でもその感情というのは自分が思っているだけなのかもしれません。

『愛されたいけれども愛されたくない』
弱さも全て自分の一部でありそれを抱えながら生きていく。

そんなもどかしい感情を表現した「カワキヲアメク」の歌詞でした。

 

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