続々と新曲を発表しているKingGnu。
2019年だけでも、『イノセンス冤罪弁護士』主題歌「白日」、『ANA国内版』CMソング「飛行艇」、『アルフォート』CMソング「傘」、『ワイヤレス型ノイズキャンセリングイヤホン』CMソング、「Teenager Forever」、『Honda「VEZEL」』CMソング「小さな惑星」とすごい数のタイアップをしています。
2019年はMステにも出演し、紅白歌合戦にも参加し駆け抜けていきましたね。
今回はそんなKingGnuの楽曲から「ユーモア」の歌詞の意、MV、CMタイアップについてお伝えしていきたいと思います。
KingGnu「ユーモア」ってどんな曲??新アルバム「CEREMONY」とは?
2020年1月15日にリリースするKingGnuのメジャー2枚目のアルバム「CEREMONY」の4曲目に収録されている楽曲が「ユーモア」です。
「ユーモア」には『人間生活ににじみ出る、おかしみ。上品なしゃれ。人生の矛盾・滑稽(こっけい)等を、人間共通の弱点として寛大な態度でながめ楽しむ気持ち。』という意味があります。
このタイトルと楽曲からイメージすると『上品なしゃれ』というのが合うのかな?と思いましたが、
楽曲の全てが発表されて歌詞を見てみると『人生の矛盾・滑稽(こっけい)等を、人間共通の弱点として寛大な態度でながめ楽しむ気持ち』という方がしっくりきました。
「CEREMONY」には12曲収録となっており、
- 『白日』(日本テレビ系土曜ドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」主題歌)
- 『飛行艇』(ANA「ひとには翼がある」篇 TVCMソング)
- 『傘(ブルボン「アルフォート」CMソング)
- 『Teenager Forever』(ソニー ワイヤレスヘッドホン/ウォークマン CMソング)
- 『小さな惑星』(Honda「VEZEL」CMソング)
に加え「ユーモア」はロマンシングサガRS(リ・ユニバース)のCM曲にタイアップされています。
「ユーモア」がロマンシングサガRS(リ・ユニバース)』のCMにタイアップ
ロマサガことロマンシングサガシリーズのスマホゲーム「ロマンシングサガRS(リ・ユニバース)」の1周年を記念してCM曲として、KingGnuの「ユーモア」を書き下ろしました。
「ロマンシングサガRS」の物語は「ロマンシングサガ3」から300年後の世界を舞台としたスマホゲームです。
KingGnuの「ユーモア」は「ロマサガ RS 運命に踊れ」編にて、
このCMは11月30日よりネットで先駆けて公開され、12月1日より全国で放送が開始されました。
KingGnu「ユーモア」のMVはどんなの??
KingGnu「ユーモア」のMVの公開はされていません。
もしかしたらMVの発表はないのかもしれませんが、今までタイアップされてきた楽曲は何かしら映像がついていることが多いので「ユーモア」もMVが出ることを期待しています。
「白日」の場合は発売日が2月22日だったのに対し、MVの発表は2月29日でした。
このことから考えると「ユーモア」もアルバム「CEREMONY」が発売された後に公開されるかもしれませんね。
もし公開されたとなるとおしゃれなMVになるか、ジョークっぽいMVになるのかも楽しみです!!
KingGnu「ユーモア」の歌詞は??
井口理さんのアンニュイな歌声とおしゃれなメロディが、
KingGnuの「It’s a small world」のような雰囲気にも似ていると思いました。
それでは「ユーモア」の歌詞の意味を考察してみます。
ひらりこの夜を踊るんだ
なんだかんだで上手く行く
気がしてきた午前一時素晴らしきこの世界を
悪あがき、綱渡り
その心、裏腹に胸騒ぎ
「なんだかんだで上手くいく」、そんな根拠のない自信がある主人公。
世の中には酸いも甘いもあり、自分の思っている通りにならないことだってたくさんあります。
悪あがき、綱渡りと生きにくい世の中を「素晴らしきこの世界」と皮肉っているところがありますが、そんな生きにくい世の中でもチャンスはあると主人公は思います。
長い長い夜を超えて
風通る隙間埋めあって忘れかけたユーモアが
街の景色に色を落とす
一人で生きていくと決めたとしても、人は一人では生きることができません。
お互いに助け合って、支え合って生きていくことができなければ、
いつか自分を壊してしまうことになってしまいます。
「忘れかけたユーモア」とは「人生の矛盾・滑稽(こっけい)等を、人間共通の弱点として寛大な態度でながめ楽しむ気持ち」という本来あるべき心のこと。
「街の景色」とは今自分が置かれている状況のことで、
誰しも弱さがありますがそれを寛大な態度で楽しみながら生きていこうぜ!ということなのではないでしょうか?
行き当たりばったり彷徨った
夢にまで見た桃源郷は何処暗くなったら火を灯そう
孤独を分け合えるよ
自分が思い描いた理想の将来。
無気力に生きていく中、当然ながらそんな理想の未来へたどり着くことはできません。
行き当たりばったりとは自分はなんでもできると強がりガムシャラにもがいている姿が思い浮かびます。
しかし一人では限界があり、苦しみや悩みを分かち合える仲間と出会うことこそ、
自分の描いた未来へ進むことができるのです。
のらりくらりと踊るんだ
なんだかんだで憂鬱が
影を落とした午前二時どうしようもないこの世界を
悪あがき、綱渡り
その心、裏腹に胸騒ぎ
「のらりくらり」とは何もせずにブラブラとしている様子。という意味があります。
ただ楽しいことばかりやっていても、そこに先はありません。
その時々は楽しいかもしれませんが、その後にはどうしようもない虚しさが押し寄せてきます。
こんな感情になった方もいるのではないでしょうか?
先のことも考えずにただその場その場を生きているだけの人生。
5年後10年後のことを考えたときに本当に自分はこのままでいいのだろうか?と。
ただそれは自分の立ち位置を知ることができたチャンスなのです。
桃源郷を目指すことに胸を踊らせます。
呼吸を拒めなくたって
その両足で立って叫んで得体の知れない欲望が
小さな体を蝕んだ
「呼吸を拒む」、どんなに茨の道が待ち受けていようとも息をしていれば明日はやってきます。
今は何もしていないしどうしようもない自分でも、
本当にやりたいことに対しては抗えない。
自分の意思で立ち上がり、声を出して叫ぶこと。
そうすることによって自分の奥底に秘めていた願望が突き動かします。
背伸びしたってアヒルはアヒルか
空の蒼さを眺めているんだこんな夜は聞き慣れた
歌でも聞きたいな
アヒルは飛べない鳥として知られています。
どんなに高望みしたとしてもそこには届かないと、
自暴自棄な心情になっている主人公。
そんな辛いことがあった夜はいつもの音楽でも聞いて、
心を落ち着かせよう。
まだ自分はこんなところで終われない。
自分はまだまだやれると夢や目標に向かって諦めていないことがわかります。
始まりと終わりはつむじ風
いつだって唐突に揺さぶられ耐え忍ぶ時は永遠に感じられ
まあそれも今じゃ御一興
つむじ風は晴れた日に突然発生します。
このことから上手くいっている時に限って壁が立ちはだかり、
いつも唐突に出てくる出来事に一喜一憂してしまっているのでしょう。
それでも永遠にその辛い時が続くわけではありません。
今では紅白にも出場し、日本の中でも知名度が上がり自分たちのやりたいことができているKingGnu。
しかしそこへ昇りつめるまでは決して楽な道ではなかったでしょう。
「今じゃ御一興」という歌詞からそれも今となっては楽しみだったという、
過去のKingGnuのことを歌っているだと思いました。
KingGnu「ユーモア」の歌詞の意味は?MVある??CM「ロマンシングサガ RS」にタイアップ まとめ
いかがだったでしょうか??
KingGnu「ユーモア」の歌詞の意味やMV、CMタイアップについてお伝えしていきました。
何に関しても遊び心があるKingGnu。
今回もおしゃれな楽曲の中で自分たちが楽しんでやっているというスタイルが伝わりました。
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