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BiSH「KiND PEOPLE」歌詞の意味を考察?MVのあらすじは?150人のダンサーは圧巻!!

飛ぶ鳥を落とす勢いで人気急上昇中の『楽器を持たないパンクバンド』というコンセプトの6人組アイドルグループBiSH

他のアイドルとは一線を画するアイドルのBiSHは独自のアイドル路線を突き進む唯一無二のアイドルと思います。

今回はBiSHの「KiND PEOPLE」の歌詞の意味を考察、MVのあらすじについて考えてみたのでお伝えしていきたいと思います。

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BiSH「KiND PEOPLE」ってどんな曲??

2019年11月6日にBiSHの通算8枚目の両A面シングルとして発売された「KiND PEOPLE/リズム」のうちに一曲となります。

「KiND PEOPLE」のMVが2019年10月25日にネット上で公開されました。

タイトルに使われている「KiND」には「優しい、親切な、思いやりのある」「種類、タイプ、型」という二つの意味があります。

このことから考えるとタイトルには「優しさの形は人それぞれ」という意味が込められているのだと思います。

ちなみに「KiND PEOPLE」の仮タイトルは「涙色のカニ」でしたw

全く違うタイトルだと感じましたが、猿カニ合戦を見ていたら泡を吹いているカニがかわいそうに思えてきて、この曲の原型ができたそうです。

優しい気持ちという意味では共通点があるようですね。

BiSH「KiND PEOPLE」のMVのあらすじは??

この「KiND PEOPLE」のMVをみてまず思ったのは150人もの大人数のダンサーの出演となっています。

このダンスはアイナ・ジ・エンドさんとMie Akasakoさんと共同で振り付けをしたようです。

規律正しく、時に激しいダンスは創作集団行動のようにもみえますね。

歌詞との意味とのシンクロしてる儚くも美しいダンス。

途中からダンサーたちとのシンクロがなくなるのはタイトルの「KiND」の「種類・タイプ」という違いの部分が出てきたことを表現しているのかもしれません。

MVの衣装は真っ黒です。
そして腕には腕章がついています。

これは歌詞の内容から察するに、他者に合わせてしまって本当の自分を表現できない。
しかし自分に正直になりたいという希望として全身真っ黒なの中に白い腕章があるのではないでしょうか。

ダンスを見ているとこの『正直な気持ち』を自分自身で押し殺してしまい、
その気持ちに溺れてしまいそうになりながらももがいているように感じました。

MV終盤では黒いダンサーたちの中心にBiSHのメンバーが集まり、
自分の周りにはすでに『自分を理解してくれる人がいた』ということを表現しているのではないかとも考えました。

人としての本当の「優しさ」とはなんなのか?
歌詞の意味を考察していきます。

BiSH「KiND PEOPLE」の歌詞の意味を考察

いつからこうなった? ふと思う時に
白紙戻したい 繰り返し願う

人は誰しも一度は「あの時ああすればよかった」という後悔の念を持ったことがあるのでは無いでしょうか?

その時に思うのは「戻れたらいいのに」という願いでは無いでしょうか。

この部分は人生をやり直せたらと思う人たちへ向けての言葉のように感じます。

何十何万時間たって 積み重なっていった
後悔の膨大な罪

何十何万時間という果てしない時間の中で積み重なっていった後悔を『罪』という言葉で表しています。

その『後悔の膨大な罪』とはいったいどのようなものなのでしょうか?

『罪』というのは今まで自分を偽り続けた結果、
本当の自分を出せなくなってしまったからだと思います。

正直になっちゃうことが怖いんだ
ここからいなくなるのは辛いし
ほんの少し 少しのことで崩す
耐えられない
だから今優しい人を
だから今優しい人を
探す

楽曲のタイトルにもなっている「KiND PEOPLE」の意味となる『優しい人』という言葉が出てきます。

自分自身に素直になることが怖い、今の築いてきた環境がなくなるのは不安。
周りに合わせて自分の個性を押し殺していた人生を送っていたのかもしれません。

子供の頃の無邪気な純粋さは、大人になればなるほどなくなってきます。
周りの環境に合わせないといけないことは少なくありません。

本当の自分は違うということを分かっていながらも、正直な自分として生きていくことに葛藤しているのではないでしょうか?

本当の自分を理解してくれる人はいるのだろうか?
これが『優しい人』を探すということなのだと思います。

何をみていたか わからなくなって
風が嗾す 失くしちゃえばいいじゃん

唆す(そそのかす)=『おだてたり、はやし立てたりするさま』

自分自身が何をみて過ごしていたかわからなくなってしまった。
風とは集団心理や周りの環境のことだと感じます。

しかしそんな状況を打破しようとする前向きな気持ちが出てきているのもわかります。

 何十何万時間たって 何も感じなくなった
ほらそうさ そう嫌な感じ

この部分は1番の時とほとんど同じですが、
『嫌な感じ』という言葉が出てきます。

これは何をしても何も感じなくなった虚無感のことを指すのでしょう。

自分自身の気持ちに嘘をつき続けてきたせいか、自分が何を目指してきたかわからなくなってきた。そのことをという風にも捉えられます。

次第に大きくなっていたんだ
すべてが大事なもの そうなのに
たったひとつひとつのことで壊す
耐えられない
だから今優しい人を
だから今優しい人を
探す

『全てが大事なもの』
自分の正直になりたいという気持ちが募りますが、他者との関係性も大事。
何を1番に考えたらいいのかわからず、自分の気持ちを切り崩しいていってしまう。

『自分の気持ちに正直になること』それは他者との関係が崩れてしまうことに繋がってしまうと主人公は考えているのでしょう。

ひとりもがき苦しんでいる、こんな自分を理解してくれる優しい人はいないだろうか?
またそんな自分を許せるのは『自分』しかいないという心の訴えにも感じました。

そう何故僕が息してるのか
答え見つかるはずないベイベー
ほんの少し優しくしてくれたら
いいんだけど

なぜ自分が生きているのかを見出せない毎日。
偽りの自分を演じ続けることで生きてきた自分。

正直に生きた方が正しい、他者に合わせた方が正しい。

どちらも正解はありません。
それでも自分の中に、また自分のことを理解してくれる人がひとりでもいてくれたらいいのに。

「ほんの少し」という言葉から一気に自分でも変われるわけはないと思っているし、
明日からの希望を見出すことができる、正直な自分を出すことで楽になれるという意味が詰まっているのではないでしょうか?

BiSH「KiND PEOPLE」歌詞の意味を考察?MVのダンサーは圧巻!!まとめ

いかがだったでしょうか??

BiSH「KiND PEOPLE」の歌詞の意味を考察とMVについてお伝えしていきました。

アイナ・ジ・エンドさんのダンスの振り付けのセンスが爆発している楽曲だと思います。
タイトルの意味とMVとのギャップにも驚きでしたね。

どんどん進化していくBiSH、これからの成長や展開もものすごく楽しみなアイドルで、
清掃員(ファン)をこれからももっと魅了していくことは間違いなさそうです。

 

 

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