俳優として、歌手として執筆家としてマルチな活動を見せている星野源さん。
星野源さんのソロデビューアルバムとなった「ばかのうた」
デビューアルバムのラストを飾る同名のタイトルを持つ「ばかのうた」
今回は星野源さんの「ばかのうた」の歌詞の意味について考えてみたのでお伝えしていきたいと思います!!
星野源「ばかのうた」ってどんな曲??タイトルに込めた思いは??
2010年6月23日に発売された星野源さんの初のメジャーソロアルバム「ばかのうた」のラストに収録されているのが「ばかのうた」です。
星野源さんにももちろん下積みの時代というのがあり、
学生時代はインストバンド・SAKEROCKとして活動していました。
星野源さんの過去について詳しくはこちらの記事をどうぞ。
星野源さんはもともと声にコンプレックスがあったということを答えていますが、
ファンでもありアルバムのレーベル・デイジーワールドの細野晴臣さんからの後押しがありソロデビューすることを決意したそうです。
ソロデビューアルバムであるにも関わらず、今の星野源さんの原型がすでに出来上がっていると思えるくらいのクオリティとなっています。
とても声にコンプレックスがあったとは思えないくらいの出来栄えです。
CDショップの店員が選ぶCDショップ大賞の第3回で入選した作品でもあります。
星野源「ばかのうた」に収録されている楽曲は??
アルバム「ばかのうた」に収録されている楽曲は全15曲となっています。
- ばらばら
- グー
- キッチン
- 茶碗
- デイジーお味噌汁(Instrumental)
- 夜中唄
- 老夫婦
- くせのうた
- 兄妹
- 子供
- さようならのうみ(Instrumental)
- 穴を掘る
- ただいま
- ひらめき
- ばかのうた
この中の「くせのうた」はアルバムの中のリード曲となっています。
星野源「ばかのうた」の歌詞の意味について考えてみた!!
それではアルバムと同名の楽曲「ばかのうた」の歌詞の意味について考えてみたのでお伝えしていきます!!
ぐらぐら 揺れる地面の上の家
いつかは崩れ落ちて さあ やり直し
今までの色々は 忘れていいよ
家と聞けば何を思い浮かべますか?
温かい家庭、自分が帰る場所、実家、夢のマイホーム、様々なことが思い浮かびます。
家といえば鉄筋、木造などありますが、歌詞にあるように簡単にぐらついたりするイメージはありませんよね。
ですが歌詞の中ではぐらついて崩れ去っています。
でもネガティブな印象はなく、壊れたならまたやり直せば良いとポジティブな考えです。
この家が崩れ去るとなれば今までの辛かった過去や悲しい思い出は一緒に忘れて再スタートしようというメッセージが星野源さんの器の大きさを物語っています。
ああ もう
ぼくらの土地は いつだって揺れてる
ぐらぐらの心の上 家を建てよう
家といえば土地がないと立ちませんよね。
家がぐらついているのは土地が不安定だから家が揺れています。
その土地というのは私たちの「心」だということが歌詞の中から読み取れます。
そうすると家というのは周りからみられている自分の姿のことではないでしょうか。
心というのは些細なことで繊細に揺れ動いてしまいます。
人は誰だって心変わりするもの。
それでもその上に家を立てるということは、
そんな自分をも受け入れてありのままの自分の姿で良いじゃないかということを前向きに伝えてくれます。
なんでも いつかは飽きて さようなら
笑って 生まれ変わった ふりをする
これからの色々は ばかで染めよう
なんでも通ずるものがあるのですが、続けるというのはとても困難なことです。
どんなに好きなことだっていつの間にか忘れてしまったり飽きてしまったり、
もしくは辛くなってしまって挫折してしまったりします。
何か新しいことをすると別の自分に生まれ変わったかのような感覚になりがちですが、
結果的にそのこともまたいつしか忘れてしまっていく。
その度にまた別の新しいことを初めては飽きての繰り返していくのが人間。
新しいことを始めるというのは非常に体力を使いますよね。
周りの目ばかりを気にしてないで「ばか」になっていくことで、
恥ずかしがらずにこれからもいろんなことにチャレンジしていこう。
新しいことを始める、昔のことを忘れる、
どちらも勇気のいる決断ですがそんなに深く考えないで自然体でいようという、
これから待っている未来への後押しをしてくれるような感覚になります。
ああ もう
ばかなの土は これからもぬかるむ
くだらない心の上 家を建てよう
いつまでも決まらない自分の中の基礎。
それでも大丈夫、どんなにくだらないと思っても自分を騙し騙し生きていける。
これからも辛いことや悲しいこと、楽しみや嬉しさ、様々な感情を抱きつつ、
私たちの心は揺れ動き続ける。
自分の中に意地を決め付けてしまって苦しめるよりも、
心が揺れ動きながら人生は進んでいくことの方が自分で自分を苦しめることもなくなる。
この歌詞に救われた人も少なくないのではないでしょうか。
繰り返し 建て直し
アスファルトはいらないよ ああ
ばかなうた 歌いながら
一緒に 揺れようぜ
人生は何事も繰り返しの連続。
しかしそれは自分1人ではありません。
周りの友人や会社の同僚、先輩や家族、憧れの芸能人だった人は全て同じ。
みんな心に迷いや葛藤があり生きていっています。
「一緒に揺れようぜ」という歌詞から1人ではなく、
みんなで手を取り合ってばかなふりをして生きていこう。
そんな星野源さんのスタイルがわかります。
引用:星野源「ばかのうた」
まとめ
いかがだったでしょうか。
星野源さんの「ばかのうた」の歌詞の意味などについてお伝えしていきました。
星野源さんのソロの原点であるアルバムでもあります。
ネガティブな出来事も踏まえての人のあり方として捉えている星野源さん。
今ではポップスターとして確固たる地位を確立していますが、
決して楽な道ではなかったはずです。
これからも歌手として俳優、執筆家として様々な面で我々を楽しませてくれるはずです。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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